「勉強が嫌い!」
「面倒くさい!」
子どもたちと接していると、よく聞くこの言葉。
本来、人間は知らないことを知ることで喜びを感じ、できなかったことができるようになった時に、学びの面白さを知る生き物。
では、なぜ口をそろえて多くの子ども達が勉強に対して「嫌なもの」としての印象を抱くのか?
私達は、その原因の一部を「やらされているものだから」と捉えています。
「強制」「脅迫」「命令」漢字で書くと、とても強くて酷い印象を抱きますが、実は、普段大人が何気なく無意識に使っている言葉の中に、沢山これらが含まれています。その積み重ねが、子ども達の「やる気」を削ぐ事の一端を担っているのだと思います。まなび舎の講師は、コーチングのスキルを用いて、「~させる」のではなく子ども達が自らの意志で「~する」ために、目の前の子どもと向き合い、声かけをします。
「自立学習」へのサポート。それが私たちの役割です。
まず、自分の理解度を知り、問題点を見つける。次に問題解決のためにはどうしたらいいのかを考える。そして解決し、目標を達成していくことが自立学習ができた状態です。
そのために、スタッフは何をするのか?
指導者が必死に教えると、生徒も「わかる」ようになりすし、指導者も充実した感覚になります。しかし、それが繰り返されると、生徒は指導者に、または指導者のヒントに「頼る」ようになります。つまり、指導者がいないとできない状態になり、「自分で答えを導き出す」には至らなくなってしまうことが多々あります。
学習者の主役はあくまでも子ども達。そのためにスタッフは「コーチ」として関わり、支援していきます。もちろん講義をすることもありますが、教えすぎないことを心がけています。
2020年度の大学入試改革を筆頭に、今、教育界は「教」から「育」へのトランスフォームが起きています。これからの社会で求められるのは「コミュニケーション能力」のある「人」。自立学習を進める一方で、協働して問題を解決していくことも、カリキュラムの中に組み込んでいきます。一人の力だけでは解決できない事もグループで解決できたり、人の話をに耳を傾けること、人の意見を理解することでより深い学びとなります。